ガイド拡張リサーチ

拡張リサーチとさらに深掘り

標準のディープリサーチでは、1つのエージェントが質問について最初から最後まで調査します。すばやく調べて出典を示すため、ほとんどの質問にはこの方法が適しています。

拡張リサーチは、判断を誤ったときの影響が大きい問いに向いています。たとえば、取締役会向けの資料、ベンダーの選定、規制への対応方針などです。有効にすると、Scholarlyでは1人の調査担当ではなく、チームがその問いに取り組みます。

「チーム」は何をするのか

拡張リサーチでは複数の専門担当が動き、それぞれの作業を確認できます。

  • 調査担当:複数の担当が同時に、質問の異なる部分を調べます。幅広く調査するために、午後いっぱい待つ必要はありません。
  • 最新情報の確認担当:過去1年間に何が変わったかを確認します。出典が豊富でも情報が古い回答を見逃さないための役割です。
  • ファクトチェック担当:回答の根拠となる主張を独立して検証します。調査担当の見解をそのまま受け入れるのではなく、内容を確認し、各主張について確認済み、修正済み、異論あり、裏付けなしのいずれかを報告します。
  • レビュー担当:慎重な同僚のように、完成前の草稿を批判的な視点で見直します。
  • 分析担当:文章による説明だけでなく数値が必要な問いでは、計算やグラフの作成を行います。

担当者は作業中にメッセージをやり取りします。進捗画面には、誰が各ステップを担当し、誰に何を伝えたかが表示されるため、結論に至る過程を確認できます。

利用を開始する

AIチャットで「これについて拡張リサーチを実行して」と依頼し、調べたい内容を説明して、関連するソースを添付します。通常のリサーチ作成画面の「オプション」メニューでは、出力、根拠、調査の深さ、モデル、プロジェクトを設定できますが、拡張リサーチへの切り替えはできません。

実行コストが高いため、Scholarlyは開始前に確認を求め、次の内容を明確に案内します。

  • AI作成クレジットを2消費します。標準リサーチでは選択したモデルのクレジット数を消費し、1を超える場合もあります。
  • 処理時間の目安が表示され、通常は10〜20分です。 完了時刻を保証するものではなく、それ以上かかる場合もあります。
  • 複数の調査担当、ファクトチェック担当、レビュー担当が並行して作業します。

拡張リサーチは有料プランで利用できます。Freeで依頼した場合は、アップグレードの案内が表示されます。プランと利用制限をご覧ください。

チャットでは、消費クレジット数を示したうえで同意を求めます。「詳しい」レポートや長いレポートを依頼しただけで、コストの高い拡張リサーチが自動的に選択されることはありません。

さらに深掘り

さらに深掘りは、すでにあるレポートをもとに拡張リサーチを実行する機能です。

完成したレポートを開き、そのリサーチチャットでさらに深掘りを依頼します。調査チームが前のレポートを引き継ぎ、次の内容を追究します。

  • 最初の調査で見つかったものより新しいデータ。
  • 最初のレポートが要約情報に頼っていた箇所の一次資料。
  • レポート自体が挙げた未解決の問い。
  • 最初のレポートで検証できなかった内容。

元のレポートを編集するのではなく、*深掘り:<元のタイトル>*というタイトルの新しい完全なレポートが作成されます。両方のレポートがセッションに残り、レポート切り替えメニューから行き来できます。

さらに深掘りのコストは拡張リサーチと同じAI作成クレジット2で、開始前にチャットで確認します。

実行状況を確認する

拡張リサーチの実行中は、進捗画面に次の情報が表示されます。

  • 現在のステップと、通常の目安である10〜20分に対する経過時間。
  • 読み込んだソースの数と、見つかった事実の数。
  • 出典付きの最新の事実が、見つかるたびに表示されます。
  • 拡張リサーチでは、ファクトチェック担当が確認済みおよび修正済みとした件数も随時表示されます。

タブを閉じてもかまいません。処理は続行され、ホームに状況が表示されます。通知を有効にしている場合は、完了メールも届きます。バックグラウンドタスクをご覧ください。

結果を読む

拡張リサーチやさらに深掘りのレポートは、ほかのリサーチレポートと同じように開き、次の3つのタブで確認できます。

  • 要約:回答、その確信度、未解決の内容を確認できます。未解決の問いをタップすると、リサーチチャットでその問いを質問できます。
  • ソース:レポートで実際に引用されたソースが、引用回数の多い順に表示されます。取得したすべてのソースにもワンタップでアクセスできます。エクスポートと引用一覧は1つのメニューにまとまっており、引用はそのままクリップボードにコピーできます。
  • レポート:書式が整ったレポート全文を確認できます。

この方法で作成されたレポートには、レポート切り替えメニューで**「拡張リサーチ」または「さらに深掘り」のラベル**が付きます。どの調査で得られた結論なのかをひと目で判断できます。

拡張リサーチが適している場面

必要な場面に絞って使うことをおすすめします。これは製品内でも案内している、率直な方針です。次のような場合には、コストに見合う価値があります。

  • 判断を誤った際のコストが高い、またはやり直しが難しい場合。 ベンダーの選定、採用市場の調査、コンプライアンス上の方針などです。
  • 情報の新しさが重要な場合。 昨年の答えでは通用しない問いに適しています。
  • 内容について厳しく問われる場合。 主張ごとに検証結果が示されたファクトチェック済みのレポートは、要約だけの場合よりも根拠を示して説明しやすくなります。
  • 標準レポートに重要な不足が残った場合。 さらに深掘りは、まさにそのための機能です。

背景知識を得たいとき、初めてのテーマを調べるとき、手早く比較したいときは、表示されるモデルの消費クレジット数を確認し、標準リサーチから始めてください。どちらの方法でも、重要な判断に利用する前に、ご自身でソースと日付を確認してください。

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